2015年2月27日金曜日

手作りメガネホルダー スタンド型

メガネを、かけたり、はずしたり、そのたびに、メガネケースを開けたり閉めたりするのが、少しわずらわしく感じていた。
スタンド型メガネケースを売っているのは知っていたけれど、「なんでも作りたい症候群」の私は、どうにかして、手作りできないかしら? と日頃から考えていた。
私の所属しているStitchin Fingers で、つい最近、糸を入れる筒形の蓋付き容器を作って、ブログで作り方を詳しく説明してくれている人がいたので、これを見た瞬間に、これは、メガネホルダーを作るのに使えると思い、さっそく作業開始。

材料は、身近にあるものを利用。 

布、糸、炭酸飲料の入っていたプラスチックボトル、メガネホルダーの底になるプラスチックあるいは、厚紙、キルティング綿、芯地。


まずは、炭酸飲料の入っていたプラスチックボトル(ちなみにこれは、C.C Lemon 500ml) ボトルの形が,ずん胴で、シンプルで、使いやすそうだったから、選びました。

下の方の使えそうなギリギリのラインでカットし、上の方のボトルがカーブする直前で、下のカットした淵からの長さを測り、切るためのガイドラインを、油性ペンで書きました。

下のカットした淵からの長さは、約14.5cmでした。
ガイドラインに沿って、カッターとハサミで、プラスチックボトルを切ります。

上と下をカットして,筒状になったものは、そのままの大きさでは、メガネを入れるのには大きすぎるので、筒の縦の部分に、まっすぐにハサミを入れてみました。
すると、プラスチックの筒は、自らくるりと丸く縮んで、そのままほぼ安定した大きさをキープしています。

実際に、筒の中にメガネを入れてみました。

なんと、ちょうど良いサイズではありませんか!

写真では、メガネがわずかにはみ出しているように見えるかもしれませんが、実際はピッタリサイズです。


筒の大きさを測るために、テープを貼って、固定しました。

筒を立たせてみて、少し傾いていたので、上下を、少しずつカットして、垂直になるように調整。

最終的に、筒の高さは、14cm。
直径約5cm弱、外周は約15cm。





この筒を立てて、メガネを入れると、重心が上がって倒れてしまうので、底を筒の直径よりも大きく作ることにしました。



底の部分の直径は、約7.5cm。

この底用プラスチックは、グリコのヨーグルトのふたを切って利用しました。

筒の底にマスキングテープで仮止めして、メガネを入れてみました。

しっかりと、立ってくれました。

筒のサイズ; 高さ14cm、周囲 約15cm
底のサイズ直径約7.5cm





筒の外周に合わせて、外布のサイズを1cmずつの縫い代をつけて、
16×18cmとしました。(長さは1cmのゆとりを加えてみました。)
写真右下

底布2枚にも約1cmの縫い代をぐるりとつけました。底布の上になる方には、キルト綿をつけて、メガネをやさしく受け止めるクッションにしました。底布の下になる方は、厚めの芯地を貼りました。

写真左下には、筒の内側用布。
外布と同サイズ16×18cm
キルト綿を裏側につけて、メガネの擦れを軽減しようと思います。

左上は、刺しゅうのパターン図です。

14cm×16cmの範囲の中に、縫い物、編み物、刺繍で使う物たちを、入れ込んで刺繍しました。

ハサミ、糸、リッパー、ボタン、メジャー、刺繍枠 鉛筆、毛糸、猫・・・・

あっ、猫は、縫い物などには使いません。私が、縫い物、編み物などをしていると、すぐに、邪魔しに来ます。










底布2枚とも、縫い代をぐし縫いして、糸を引き絞り、円形に整えます。

この時にキルト綿をつけた方の中に、プラスチックの底板を入れてから引き絞りました。

プラスチック板が透明なので、分かりにくいです。










底布2枚を、コの字とじで、縫い合わせます。


















外布の裏には芯地をつけ、内布の裏にはキルト綿をつけてから、外布と内布の底辺を縫い合わせました。

















次に、両サイドを中表に合わせて、待ち針で止めます。

この時に、内布側の縫い目を、しるし線から2㎜程内側で縫い付けてみました。
なぜなら、筒の外周と内周では差が出ることを考えたからです。

じゃぁ、なぜ2㎜かと聞かれると、
何の根拠もありません。
つまり、いい加減、適当です。












側面を縫い合わせたものを、筒に、合わせてみました。

これは、筒の内側。

縫い目を2㎜控えただけでは、解消しきれない余りが、…ああぁ残念です。











内側と比較して、外側は、いい状態で、布と筒が寄り添っています。


外側は、このままで、内側の布だけ、修正ができないものか?














先ほど縫った線より、さらに5㎜程内側に、サイドの縫い合わせ線を、ずらしてみました。
底辺の縫い合わせ線からは、急な斜線でつないでみました。


さて、どうなるか???










サイドを縫い合わせたものを、外布だけ表に反して、外布と内布の間
に、プラスチックの筒を挿入します。

さぁ、うまくいってちょうだい!















あぁぁぁ、祈りもむなしく。。。

まだ、かなり、余りが、だぼついています。

内側に入れたキルト綿が、思っていた以上に、体積を占めているようです。

実際に、メガネを差し入れてみると、この余りひだが、メガネをそっと支える役目をしてくれていることを、発見しました。

つまりこのままで、行こうと、妥協しました。

上のふちを、縫い合わせます。


筒の底辺と、底布とを、待ち針で止め、コの字とじで、縫いつけました。


















筒の上淵の縫い目をかくすように、
Palestrina stitchをしました。


















できあがりました。



















サイズは、ぴったりです。




















これからは、メガネケースを、開けたり、閉めたりしないで、机の上にポンと、メガネを置いておけます。



3 件のコメント:

  1. This is such a cute idea, very well done, thank you for sharing.

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  2. This is such a cute idea, very well done, thank you for sharing.

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    1. Thank you Deb. This glasses-holder is very useful on the desk.

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